@ザ・グローブ・プロジェクト 中丸雄一 ボーイズラブ文庫
心臓が壊れそうなくらいドキドキしている。
「こちらこそ」。「またお寄りの時にでも、返してください」。無意識に胸の内でそう叫んでみて、望月はハッとした。憤慨する聡を、秀一郎は歯型のついた手で指差し、相棒に視線を投げる。思わず「そうだなぁ」。「財前クン。また、大人をからかうんならっ」。「いや、出る」。
「捨てるもなにも、拾ってもいーのか?」。「ン……や……まと」。
「判ったろ?俺の気持ち。お前は何も気にしなくていい。俺が一生養ってやる」。窓から差し込む淡い月の光に、聖の濡れたまつげが宝石のようにきらめいた。千尋の声のトーンが、彼のそれを思い起こさせる。「由紀子は俺のばあちゃんだ。……おめー…ばあちゃんの知り合いか?」。「優しいんだね。真は。こんなになってるのに、ママのために我慢するんだ」。「別に来ようが来まいが音は変わらねぇけどな」。
「ねぇ…俺って好みのタイプ?」。唇が離れた瞬間、一色は哀しげに早瀬を見つめる。まだ高校生である青葉との間に、きちんとした距離を置こうと思っていたからだ。(制服姿の直紀、か。
ボーイズラブ小説作品紹介
ひょんなことから新宿を仕切る超オレ様な美形チャイニーズマフィア、王の恋人になった大学生の三枝。常に危険がいっぱいの生活を送る王は、向こう見ずな三枝にハラハラしどおしで……。そんなある日、三枝は、王の義理の弟である秘書の小野と、王に絶対服従を誓う部下の楊との秘められた関係を知ることに……。楊を陥れようとする過去の影とは!?大好評「傲慢な龍の帝王」。シリーズ第二弾!
タイトル:傲慢な龍のしもべ
著 者 名:鹿能リコ
レーベル:講談社X文庫、 ホワイトハート
発 行 元:イースト・プレス
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