キャーキャーキャー 小原裕貴 少年愛小説
「素晴らしい女性を紹介してくれてありがとう、アラン。もしかして彼女、君の妹?」。楽はドアを開いて、高宮を店内に引き入れた。「初勝利のお祝い?」。夢の中で手を離せなかったのは、楽の願望がそのままの形で出ていたのだろう。「ないけど……」。しかしそこにいるのは、やはり愛した男ではなかった。「……じゃ……じゃあ、今回限り、な。一回だけだぞ」。
やがて授業の終わりを告げるチャイムが無情に鳴ると、二人は目が覚めたように身を離す。
二人暮らしの父親とうまくいっていないらしいという斎木の家庭事情を思い出して秋良は複雑な気分になったが、うまくそれは隠して、ニッコリと無難な表情でほほえんだ。「ここでやめたら俺は男じゃない♪」。「んっ……」。「呼びたければ好きにするといい。困るのは君だ」。それに時間をかけて丁寧に答える那波だったが、意外なほど熱心にソ連関係の研究書を睨《にら》んでいる財前の整った顔立ちを、思わず凝視してしまう。問いかける彼の表情に苛立《いらだ》ちと怒りのようなものを感じて、和宏は凍りついた。
言ってはいけなかったかもしれない。
頬へのキスじゃないぞっ!口だ、唇だぞっ!これから一生、俺以外の誰も侵してはならない神聖な場所だっ!よし。「――どうした、柏木?そんな青い顔をして……」。
「好き……」。「…ん…」。「俺の天使ーっ!!」。早瀬は薄く唇を開いて、顔を上げたまま目を閉じた。
ボーイズラブ小説作品紹介
江戸時代より将軍家の御殿医として色道を極めてきた東埜クリニック。後継者である至道は、溺愛していた弟の早瀬を一色という男に奪われ、生きる気力をなくしてはいるが、身体の刺激を欲していた。その至道の前に現れた早瀬に似た雰囲気を感じさせる前原。身体の関係を続けていくにつれて前原に対し疑惑が……彼の正体は?そして目的は!?秘伝書『色道指南書』赤と白の指南書を巡ったエッチバトルが!!禁断のエロス、ケータイ小説書き下ろし!!
タイトル:淫らな白衣〜色道秘伝書赤の巻〜
著 者 名:剛しいら
レーベル:アクア文庫
発 行 元:イースト・プレス
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小原裕貴の最新関連情報
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