「ユウキ」 藤沢裕介 BL小説
「ああ」。押し入る苦痛に沖田は唇を噛みしめ、砕ける篝の腰を持ち上げた。真っ暗な闇の中、彼に導かれながら篝はゆっくりとベッドに上がった。「今日はもういいだろう?おまえだってこんなに――」。ピンボケの視界に、珠生は目を瞬かせる。口調は柔らかだが押しが強い声に、由利は困惑の表情を見せた。その恐怖を与えているのが自分だとわかるのか、大和は憑かれたような目をして、さらに覆いかぶさってきた。
倒産寸前だった会社を、ここまで立て直したのは自分なのだ。
「……」。大崎や雨宮は二人の関係を知っているが、他の社員はよく分かっていない。「……そう、分かった。じゃオーナー、申し訳ないですが、出社時間を一時間遅くしていただくか、工房にはタッチしないですむようにしていただけますか」。(収入が減るのは……困る。あまりに酷い台詞であるが、これがまた当たっているのでなんともいえない。このまま、彼を一人にはできない!ナゼか、そんな確信を得た望月は、自らもベッドを降りて彼を追う。
「何でもない。……俺は客なんだから、呼び捨てにするな」。けれど真城には、男との恋愛経験は皆無だった。超美形の男(見てくれは勇気と同い年ぐらいに見えるが)は、思いきり偉そうに腕を組んだ。「ここ、学校じゃない。俺も制服着てないし、先生だってきょうはスーツじゃないよ」。
「ちくしょうッッ。大人ってなんだよ?俺だって、俺だって……聖をッ」。けれど、そんな風に嫌々ながらも逃げようとしていた芳樹の腕を、雅は掴んだ。
ボーイズラブ小説作品紹介
仕事納めも間近に迫ったころ、飯島のもとにミラノへ誘うメッセージが書かれた、塚本からのカードが届く。招待を受けた飯島とトオルは、冬休みをミラノで過ごすべく、ロイスたちとともに旅立つ。飯島の誕生日を祝いつつ、大晦日は楽しく賑やかに過ぎていった。しかし、新年を迎えて観光のために街へ出た飯島は、トオルが知らない男にナンパされたことを知ると……。
タイトル:終わらない週末シークレット・プロミス
著 者 名:有馬さつき
レーベル:アイスノベルズ
発 行 元:講談社
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藤沢裕介の最新関連情報
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